出産あれこれ

病室

無痛分娩は危険!?普通分娩よりもリスクが高いの?

当サイトはプロモーションを含みます

病室

最近よく見かける、無痛分娩中の妊婦の死亡ニュース。

これらのニュースを見ると、無痛分娩は普通分娩に比べてリスクが高いように感じますよね。

無痛分娩を検討している人や、これから無痛分娩での出産を控えている人にとっては気が気じゃないはずです。

無痛分娩は本当に危険なのか、普通分娩よりもリスクが高いのかについてまとめました。

無痛分娩はリスクがあって危険なの?

無痛分娩はリスクを伴うものです。

と、いうよりもリスクのないお産なんてない!という方が正しいと思います。

無痛分娩であろうと、普通分娩であろうと出産にリスクは付き物であると考えています。

最近は無痛分娩での出産が出産全体の5〜10%近くまで増えてきていると言われていますが、それでも無痛分娩は普通分娩に比べてまだまだ珍しい存在です。

そのため普通分娩での死亡はニュースにはなりにくいですが、無痛分娩での死亡は大々的にニュースに取り上げられる傾向にあるのは事実です。

無痛分娩がリスクが高いわけではない!

統計学上で重要になってくるのが、母数。

普通分娩で何人出産して何人死亡したのか、無痛分娩で何人出産して何人死亡したのか。

無痛分娩で何人中何人死亡したか、普通分娩ではどうなのかをハッキリさせない限り、無痛分娩はリスクが高いという結論には至らないはずです。

しかし、報道ではこの母数は発表されません

モカには、無痛分娩という珍しい事柄での事故が話題を引きやすいから、大きく報道されているだけのように映ります。

普通分娩で出産した方、これから普通分娩で出産予定の方は、これらのニュースを見て「あー、無痛分娩にしなくてよかった。やっぱり痛みを伴ってでも安心安全が一番だよね」と思うことでしょう。

日本は出産に限らず、我慢が美徳とされる風習があります。

どんなに辛くても我慢して働くのが偉い!耐え忍ぶのが美しいという文化。

これはこれで素敵な考え方だと感じていますが、出産に関しては耐えるだけが素晴らしいことではないと思っています。

無痛分娩は産後の体がラクなお産

無痛分娩は出産後の身体の負担がとても軽い出産です。無痛分娩はお母さんの体力を温存できる分、退院してからの生活がスムーズです。

退院したその日に家事をすることだって、体力的には可能です。

出産時に誰かに頼れる人ばかりではない。上の子がいて、お世話をしてくれる人がいなければどうしても動かなくてはいけない状況だってあります。

また、陣痛の痛みに対する恐怖で、妊娠を喜べずに悩んでいる人もいます。

そういう方が無痛分娩を選択することで、出産に前向きになることができれば、それは何よりも素晴らしいことだと思います。

実際に出産して、育児をしていくのはお母さんですから、そもそも外野がとやかく言える領域ではないはずなんです。

出産はゴールではなく、スタート。

モカの友人にも、1人目で陣痛が24時間以上続いて出産の時には意識がなく帝王切開で出産したという方がいます。

帝王切開も麻酔を使います。中には手術中のアクシデントや麻酔のアレルギーで亡くなる方もいます。でも、大きく報道されることはありません。

無痛分娩は世間では「痛みを逃すため・痛みからの逃げ」と捉えられているから、何かあった時に取りざたされるのです。

こちらの事情は何も考えていない人の言うこと。

現時点のニュースは気に留めとく程度で、「こういう見方をする人もいるんだな」という判断材料の1つと捉えておけば十分だと思います。

海外では無痛分娩は普通のこと

日本は無痛分娩の分野では大幅に遅れています。

アメリカでは99%の方が無痛分娩での出産ですし、お隣の韓国でも無痛分娩が保険適応となっており9割近い方が無痛分娩で出産するそうです。

無痛分娩は赤ちゃんへのリスクはほとんどありません

普通分娩よりもママがリラックスして産めるので、赤ちゃんへの酸素供給もスムーズで赤ちゃんにとってもラクなお産になるとも言われています。

そのため、海外では無痛分娩が主流になってきているのです。

安心な無痛分娩のために知っておきたいこと

無痛分娩は通常の医師免許を持っていれば行うことができます。

そのため、最近では無痛分娩の希望が多くなってきたため、無痛分娩を取り入れる病院も増えてきました。

妊婦さんに選ぶ選択肢が増えるので、これはとてもいい傾向だと思います。しかし、問題は無痛分娩に慣れていない医師もいるという事実です。

手術の場合、麻酔科医の専門医が麻酔をかけて全身管理を行う中で手術が行われますよね。本来ならば無痛分娩も麻酔科医の元で行われるのが理想です。

実際、都内の無痛分娩を柱にしている病院では、無痛分娩の麻酔は麻酔科医が行います。

モカは麻酔科医ではない医師の無痛分娩と、麻酔科医の行う無痛分娩の両方を体験していますが、麻酔科医は麻酔の為のカテーテルを入れるスピードからして違いました。そしてこちらの状況を常に把握しており、麻酔を入れてくれるタイミングもばっちりで、全く痛くないのにしっかりいきんで自分で産めるという素晴らしい経験をさせてもらいました。

もちろん麻酔科医ではない医師も、無痛分娩を行うにあたり研修は積んでいますので基本的にはお任せして大丈夫です。

しかし、その病院で実際に行われている無痛分娩の件数などは、やはり事前にチェックしておくことが大切です。
そして可能であれば、麻酔科医立会の元で無痛分娩を行ってくれる病院が望ましいですね。

まとめ

無痛分娩であろうと、普通分娩であろうと出産にはリスクを伴うことを忘れてはいけません。

医療技術が進歩した今、安全に何事もなく出産できる可能性が高まっていますが、人によって違いがありいつ何が起きるかわからないのが出産だという事を、もう一度考えておきたいですね。

モカは無痛分娩、普通分娩ともに経験していますが、無痛分娩肯定派でも否定派でもありません。

無痛分娩にも普通分娩にもメリット・デメリットがあることを知っているからです。

だからこそ、それぞれの特徴をよく理解した上であなたなりの結論を出すことが必要となります。

 

何事にもリスクはあるもの

そして今はたくさんの情報が簡単に入ってきます。情報を集めそれを鵜呑みにするのではなく、自分の判断材料の1つとして考える事がより大切な時代になってきました。

日本ではまだまだ新参者の無痛分娩。

無痛分娩を検討している場合には、無痛分娩をたくさん行っている病院や、麻酔医・産科麻酔医が麻酔を行なってくれる病院を選ぶと安心です。

こんな記事も読まれています

  1. 【産院の選び方】ポイント3つ!距離以外にも大切なこと

  2. 陣痛の痛みに耐える女性

    陣痛の痛みってどんな痛み?体験談をご紹介

  3. 鏡の前の妊婦

    陣痛が始まったら上の子はどうする?出産前に考えておくこと

  4. 出産準備で家電を買い替える人続出!?使ったママが絶賛の便利家電とは?

  5. 喜ぶ女性

    【知らなきゃ損!?】出産一時金にプラスしてもらえる付加金って知ってる?…

  6. 赤ちゃんの手

    出産をきっかけに節約したい!出産後準備で節約する方法

PAGE TOP