生後56日までが産休、57日目からは育休になりますが、育休を取らず仕事復帰する事を選択するお母さんが増えています。でも、産後2ヶ月で職場復帰し、保育園に預けようと思うと様々な悩みや葛藤があります。
長く職場を離れられない・・・
保育園に入りやすい4月入園に合わせて
などなど2ヶ月で仕事復帰を考える理由は様々ですが、どのお母さんにも共通しているのが2ヶ月の我が子を預けることへの不安。
生後2ヶ月の赤ちゃんを預けて仕事復帰することで生じる悩みや葛藤を軽くする方法を、筆者自身の経験をふまえご紹介します。
2ヶ月で復帰するときの壁
生後2ヶ月で保育園に預ける時の壁
2ヶ月で仕事復帰しようと思った時に1番の壁となるのが保育園です。
保育園には、市区町村の認可保育園と、認可外保育園があります。
認可保育園の場合、今は4月入園でないと入園するのが難しい保育園が多いです。4月入園の申し込みは前年の11月頃。2ヶ月で入園しようと思うと、出産前から手続きが必要になります。
また、保育園によって預けられる月齢のが違うこともあります。
筆者の住む地域の認可保育園には、生後57日目から預かってくれる保育園、6か月から預かってくれる保育園、そして学校法人が経営している3歳から預かってくれる園などがあります。
認可外保育園でも、生後6か月からとしている保育園も多数あります。
生後2ヶ月の子を保育園に預けるのは、育休明けで仕事復帰するよりも保育園選びが大変であることは間違いありませんので、事前の情報収集や準備を心がけましょう。
一時預かりでパートに出たい場合の保育園選び
週2〜3日だけパートに出たい場合や、家で仕事をしたい場合に利用を検討するのが一時預かりです。毎日預かってもらうわけではないので、通常保育よりも安くすみます。
自治体によっては一時預かりの定期利用もできるので、週2、3回パートに出るならばこちらの方が経済的です。
しかし、今は一時預かりもいっぱいの保育園が多く、予約前に必要な利用登録すら難しい状態です。
年度はじめに空きが出て登録ができる場合がありますので、保育園を一時預かりで利用したい場合にも常に情報はチェックしておきましょう。
預けている間の母乳の壁
2ヶ月で子供を預ける場所、気になるのが母乳のこと。
最初からミルク育児にするべきなのか、それともできるだけ母乳で頑張るべきなのか悩みますよね。
「できるだけ母乳を飲ませてあげたいけど、哺乳瓶とミルクに慣れさせておく必要もあるのではないか?」
「母乳だと仕事中もおっぱいが張ってしまい、痛くて仕事にならないかも…」
様々な悩みがあると思います。
ミルクや哺乳瓶を嫌がらない?
確かに2ヶ月母乳で育ってきた赤ちゃんの中には、なかなか哺乳瓶を受け付けず、哺乳瓶でミルクを飲ませようとすると、泣いてグズり飲んでくれない子もいます。
我が家の長男は7ヶ月で保育園に預けたのですが、それまで母乳で育てていたため哺乳瓶は完全拒否でした。
離乳食はよく食べる子でしたが哺乳瓶が使えないためミルクは飲まず…。結局保育士さんがスプーンでミルクを飲ませてくださっていました。
でも、2ヶ月でしたら1週間ほどで哺乳瓶にも慣れる事が多いのであまり心配は要りません。
実際、産後2ヶ月で保育園デビューした長女は、それまで母乳っ子でしたが保育園に通うようになってすぐに哺乳瓶でミルクを飲んでいました。
子供を保育園に預けてからも完全ミルクにせずに、朝と夕方・夜は母乳にしているお母さんもたくさんいます。
日中も母乳を飲ませたい場合、搾乳した母乳を冷凍して毎日保育園に持っていくこともできます。
保育士さんは、湯煎で解凍して赤ちゃんに飲ませてくれますので、入園時に園に相談してみましょう。
おっぱいが張って仕事にならない?
正直言ってこれはあります・・・。ゆーままは休憩時間に搾乳していました。
でもこれも気持ち次第で仕事をしていても子供とのつながりを実感でき、ちょっと幸せを感じる時間でもありました。
仕事の休憩時間に搾乳した母乳を冷凍バッグに入れ会社の冷凍庫に入れておき、持ち帰って翌日の保育園用の母乳にしてもいいですね。紙袋に入れて目隠ししておけば、会社の冷凍庫でも誰にも不快感を与えませんので安心です。
会社での搾乳場所ですが、広めの更衣室などがあれば授乳ケープなどで隠して搾乳すれば大丈夫です。
ゆーままが務めていた会社は更衣室がありませんでしたので、トイレの個室にこもって搾乳していました。休憩時間は搾乳して終わりますし精神的にも来るものがありましたが、可愛い我が子のためですので頑張れます。
ゆーままの場合、搾乳していれば母乳が出なくなることもありませんでした。ただ、離乳食が進み、夜中の授乳もなくなると昼間飲んでもらっていない分、母乳の出る利用は自然と減っていきました。
抱っこの壁
赤ちゃんはみんな抱っこが大好きです。特にママの抱っこは最高に気持ちがいいのでしょうね!(お母さんは大変ですが…)
「抱っこじゃないと泣いてばかり!保育士さんに迷惑では??」
と、心配されるお母さんも多いのですが、この壁は難なくクリアできます。
保育士はプロなので全く問題ありません!
ゆーままは1人目を出産後に育児を学ぶために保育士資格を取得し、転職前に短期間でしたが保育士として働いていた時期があります。その時に驚いたのが、保育士さんのプロさ!泣いていても、グズっても一人一人根気強く真摯に向き合っている姿はすごいです。
安心して保育士さんにお任せしちゃいましょう。
2ヶ月で復帰することへのあなたの不安を明確に!
まずは今のあなたが抱える不安を明確にする必要があります。
不安が分からなければ解決もできません。まずは箇条書きでいいので、一度文字にしてみることをお勧めします。
そして、不安に感じたことは保育園や市の保健センターなどに相談してみましょう。
2ヶ月の赤ちゃんを預けて働くと、間違いなくママの負担は大きくなります。不安を残したまま職場復帰をしてしまうと不安がストレスに変わり、辛くなってしまう場合もあります。
もちろん実際にやってみなければ浮き彫りのならない不安や悩みもあります。新たな悩みが出てきた時も、一人で溜め込まずに周りの人を頼ってみてください。
モカが10年ワーキングマザーをしてきて感じるのは、「なるべくストレスを溜めないことが育児と仕事を両立させるコツ」だということ。
もしかしたら、月齢の小さな赤ちゃんを保育園に預けることをよく思わない人もいるかもしれません。でも、外野の言うことはスルーでOK!
あなたが笑顔で赤ちゃんと向き合える方法がベストな選択です。胸を張って産後2か月からワーキングマザーデビューしましょう。