知育玩具って子供の脳の発達に良さそうですよね。でも、ちょっとネットで調べるだけでも知育玩具って普通のおもちゃよりも高いので、そうそう買えません。わが家では誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントくらいでしか買えませんでした。
でも、子供の脳の発達のためには日頃から色々なタイプの知育をすることが大切です。(脳の発達についての本を何冊も読んでみて、一時的なものじゃないんだなぁと理解しました。)
今回は、節約しながら知育できる方法をご紹介します。
【年齢別】節約しながら知育できる方法
話かけることは最大の知育
普段の何気ない会話も知育になります。会話はプライスレス。いくら実践してもタダです!
『普段から会話する機会の多い人は認知症になりにくい』という研究結果があります。
私たちが、伝えたいことを言葉に置き換えて表現するためには、大脳新皮質前頭葉の下方に位置する“ブローカ野”という脳領域が働き、聞いた言葉を理解するためには、大脳新皮質側頭葉の上後方にある“ウェルニッケ野”という脳領域が働きます。これらの言語中枢は、左の脳にありますが、このときに右の脳も一緒に働き、話すときに抑揚をつけて感情をこめたり、相手の話し言葉の抑揚から感情を読み取ったりします。
*阿部和穂(武蔵野大学薬学部教授)著『認知症 いま本当に知りたいこと101』より
上記は高齢者の認知症の話ですが、例乳幼児だって同じです。会話をすれば脳は活性化されます。まだ話せない赤ちゃんでもママやパパの言葉の抑揚や声のトーンから感情を読み取るために脳を働かせているんですね。
よく『赤ちゃんにはたくさん話しかけて』と言われますが、この話を知ってから私はいつも子供に話かけることにしていました。会話の内容は何でもOKです。天気のこと、食事のこと、目の前にあるものを実況中継するのが一番簡単です。
子供の脳が働く『質問返し』
2才くらいになると、子供は「なんで?」「どうして?」とたくさん質問してくるようになります。
「これは何色?」や「これは何?」という質問には答えを教えてあげますが、「どうしてミカンはオレンジ色なの?」などの質問にはあえて答えず、「どうしてだろうね?何でだと思う?」と質問で返します。これにより、子供は子供なりの答えを探し、脳はフル回転。「オレンジを食べたから!」など突拍子もない答えが帰ってくることもありますが、それでOK。考えることが目的ですからね。もちろん科学的根拠のある答えはありますが、子供にとってはどうでも良いことなんですね。
私も化学系の学部を出ているので、長男の時にはついつい科学的な理由を教えてしまいましたが、それは私の自己満足であることに気がつきました。今は過去の自分を反省して、子供のトンデモ回答を楽しんでいます。
質問をして子供が話せるようになったら、色々と質問してみてください。面白い回答が出てきて、子供の発想力に関心させられます。
体を動かしながら知育
身体を動かすことも知育につながります。子供は脳を使いながら遊んでいます。例えばお散歩に出るだけでも「アレは何だろう?」と興味を示し、公園で他のお友達が遊んでいる姿を見ては「この動きはどうやればいいのかな?」と考えています。
けんけんぱや鉄棒ぶら下がりなどの簡単な動きも脳の活性化にはいいので、積極的に外にでるようにしています。歩くことも脳にはいいそうです。今は色々と難しい時期なので公園にも思うように行けませんが、お散歩くらいならできます。無理のない範囲で、外の刺激に触れさせてあげたいですね。
知育玩具を手作りする
- 【お座りできたら】ペットボトルボーリング
- 【お座りできたら】ペットボトルキャップでかたちあわせ
- 【1才頃から】お風呂で水あそび
- 【2才頃から】マグネットでかずあそび&かたちパズル
知育玩具をレンタルする
最近はおもちゃ屋さんに行くと知育玩具コーナーができている程、知育玩具が豊富です。木でできた自然派の知育玩具や、子供に人気のキャラクターの知育玩具はとても高くて特別な時のプレゼントとしてしか購入しづらいです。そして、高い知育玩具を買ったからと言っても子供が気に入ってくれるとは限らないのが辛いところ…。
子供が気にいる知育玩具って、正直使ってみないとわからないです。おもちゃ屋さんによっては体験コーナーがあったりしますが、うちの子は店頭で気に入った様子だったので買って帰ったら全然遊ばなかったこともあります。
そんな困った!を解決してくれるのが知育玩具のレンタルサービスです。
毎月何種類かのおもちゃが届いて、実際に色々な知育玩具でお遊ぶことができるサービスが登場しています。流行の服がレンタルできるサービスは知っていましたが、ついに知育玩具もレンタルできる時代になるとは。ありがたいですね。もしレンタルしているおもちゃが気に入ったら買取もできますし、自分で似たようなおもちゃを見つけて購入するもの良いですね。
毎月15,000円相当の知育おもちゃを3,980円(税抜)で遊べます(もっとリーズナブルなお試しプランもあります)。あの有名メーカーの知育玩具も届くので、かなりリーズナブルに本格的な知育玩具で遊ぶことができます。
おもちゃ選びってどうしても親の好みが前面に出てちまいがち(子供が小さい時は特に)。親の色眼鏡を通さず、子供の好きなこと、得意なことに挑戦させてあげられる機会が増えるのが最大の魅力だと思っています。子供の好きなタイプの知育玩具を知るきっかけにもなるのがいいですね。
【知育の通信教育ってどう?】実際にやっていた子が中学生になって感じること
知育の通信教育と言えば、赤ちゃん〜3才なら『こどもチャレンジシリーズ』『ベビーくもん』、幼児知育なら『ポピー』、『小学館のまなびwith』『こどもチャレンジシリーズ』などが有名です。
わが家は3人の子供たちがおり一番下の2才の次男の育児にてんてこまいの日々ですが、長男は中学生、長女も小学6年生です。長男はとにかく知育にお金をかけており、当時出来たての『こどもチャレンジベビー』を受講し、毎月絵本が届くサービスにも申し込み、幼児教室にも通っていました。今考えるとカオス気味に知育に力を入れていました。
ですが、長男はそれにあまり興味を示さず、体を動かす遊びばかり…。そして私は一生懸命に知育教材に目を向かせることに必死で、日々疲れが溜まっていきました。
さて、中学生になった長男がどうなったか…
運動神経はちょっと良い方ですが、いたって普通な子です。勉強は苦手ではないですが、特に得意でもないですし、本人は勉強は大嫌いです。
そして、長女のケース。
長男の育児で、親が知育に力を入れすぎても本人の興味が向かなければ意味をなさないことを痛感した私は、知育玩具に的を絞りました。そうはいっても、長男の時のように何でもかんでも知育玩具を与えるのではなく、手作りのおもちゃを一緒に作ったり(実際には横に座らせて話しかけながら作っただけで子供は何もしていないのですが…)、子供が興味を持ったおもちゃを一緒に楽しみながら遊ぶことにしました。
その結果、長女は長男に比べて全然お金をかけていませんが、自分で発想を展開していくのが得意で勉強もよくできます。上の学年の勉強も、ちょっと教えれば自分で勝手に勉強することができるので親はラクラクです。ちょっと頑固な性格にイラっとすることはありますが、勉強に関しては全く心配していない感じです。
男の子と女の子で特性の違いはあるとは思いますが、幼少期の接し方の違いが大きいのではないかと思っています。今は3人目が幼少期真っ只中。長男、長女の育児の反省点を生かし、無理なく楽しい知育を目指して日々奮闘しています。
次男の場合は、お金をかけずに知育おもちゃを手作りして遊び、そして積極的に外に出て興味があるものにはトコトン付き合うようにしています。次男は雨上がりに側溝で水が流れているのを眺めるのが好きで、雨が上がると長靴を履いて家の前の側溝をず〜っと眺めています。私はそれに付き合いながら「どこから水が流れて来るのかな?」「水はどこに流れて行くのかな?」「晴れている日は水がなかったね」「どれくらいの量の水が流れているのかな?」と質問していきます。
この質問に対して次男は「おそらからきたから、おそらにかえるんだよ」「ぞうがのむ」など微笑ましい答えを返してくれますが、その答え自体はなんでもいいと思っています。常に疑問を感じて、疑問に対しての自分なりの答えを探していくことで脳が活性化されるのではないかと思っています。
まだ次男は2才半。これからが脳の発達に大切な時期なので気が抜けませんが、色々と試してよかったことはこちらのブログでもご紹介していきたいと思います。