うつ病ってどんなイメージがありますか?
心のカゼなどとも言われますが、治療が長引くことも多く、かかるとちょっと厄介なカゼでもあります。
でも、誰でもなりうるものです。
モカのうつ病・パニック障害体験記と、克服してそこから学んだことをまとめてみました。
うつ病、パニック障害体験記
モカは元々エンジニアとして働いていました。
今はリケジョなんて素敵な言葉がありますが、まだオタク系イメージの方が目立っていた時代ですね。
リケジョって、呼ばれたかったです・・・。
仕事ができる・できないはさておき、仕事量の多いお仕事でした。
大学までやっていた事とはちょっと違う会社に就職したので、文字通り1からのスタートでした。
でも、知る事がたくさんあり、発見の毎日は楽しくもありました。
ある時ちょっとスケジュールがタイトな案件に呼ばれました。
終電で帰って、土日関係なく働く日々。
こういう状況で働いている方って、結構いますよね。
ある日、所用で日曜日にお休みをもらいました。
ガムシャラに働く中では、それが自分のペースになっていたので成り立っていたのですが、久しぶりに1日休んだ事で心が崩壊をはじめたようです。
最初は電車に乗るとドキドキして、呼吸が苦しくなりました。
満員電車だとそうなるのかな?と思い、人の少ない始発を使ったりしましたが状況は変わらず。
病院を受診したところ、メンタルクリニックを紹介されました。
そして、うつ病、パニック障害と診断され、薬を飲む生活が始まりました。
何もしたくない、外にも出たくない。人に会うのも怖い。
この頃は、何のために生きているのかわかりませんでした。
会社に行くには電車に乗らなくてはいけませんでしたが、電車の中でまたパニックが起こるのが怖くて会社にも行けなくなりました。
私は、決して大変だった過去を同情して欲しい訳ではありません。
そこから這い上がった、サクセスストーリーを語りたい訳でもありません。
ただ、うつ病などは思ったよりも近くにある存在である事を、知って欲しいと思っています。
いつ、何がきっかけでうつ病やパニック障害になるかは誰にもわかりません。
うつ病・パニック障害は克服できる
うつ病になったその時は不安がいっぱいですが、克服することはできます。
うつ病になると、「頑張れ!」と言われても、何を頑張ればいいのかわからない状況です。
「大丈夫、良くなるさ」「今は心の休息時間」と、深刻になりすぎず大らかに考えてみて欲しいです。
モカは、うつ病・パニック障害で家族にも大変な苦労をかけてしまいました。
支えてくれた家族には本当に感謝しています。
でも、今の自分自身をつくっているのは、その経験があるからですので、その状況にも感謝しています。
忙しい現代社会の中で、心の休息って意識しないと取れないものです。
モカの場合、それを実現させてくれたのがうつ病でした。
心が疲れてしまう前に、日々の生活に心のリフレッシュを取り込んでいきたいですね。